事故死はバスメーカーと国交省の責任だ

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み枡屋亭主 ― 2016-01-23 14:39
パロマのガス湯沸かし器にせよ、TDKの加湿器にせよ、想定外の誤った使い方をし人が数人死んだところで、製造者の責任を問われたことを、いつも自動車の危険と比較して考えてしまう。
飲酒運転、無免許運転、アクセルとブレーキの踏み間違え、トラックの追突、バスの車体の脆弱性、いずれも世界で何百万人の死傷者を出している深刻な安全問題であろう。
生け贄または魔女裁判みたいに「タカタ製エアバッグ」とか「フォルクスワーゲンの排ガス不正」を叩いて、消費者を上手に誤魔化しているに過ぎない。

日本1年間だけで、4000人の死亡事故、70万人のけが人を出す機械は自動車以外にはありません。
鉄道、航空機事故に比べてダントツに多いのもバス事故。
列車にはATCや脱線防止補助レールなどの工夫はあっても、バスにはその手の安全策は一切ないという異常ぶりです。
これは国家ぐるみで自動車産業を「放し飼い上等」と甘やかしているからに他なりません。
陰謀論者が「これこそアメリカ・ヨーロッパのユダヤ金融資本の陰謀」と騒がないのが不思議です。

運転手にも、バス会社にもまったく過失がなくても、横転事故は起きるだろう。
その時、乗客乗員が生きるか死ぬかを分けるのは、バスの車体そのものしかないことを忘れないでいただきたい。今のようなペラペラベコベコでは、やはり怪我では済まず死者は出る。
車検を通すために、不格好な補強材を追加するか、新基準に合致した新車にするかを選ぶことによって、安全意識の低いバス会社は淘汰される。

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